キッチンの様々な水漏れトラブルに注意!
キッチンは水をたくさん使いますが、キッチンすべてがお風呂場のように防水されているわけではありません。そのため、もし水漏れになった時、床や壁にダメージを与えてしまう可能性があるのです。
水漏れに気づかずに放置してしまった時、床下まで漏れてしまって、床が腐って抜けてしまったり、マンションだと階下の天井まで漏れてしまい賠償請求されてしまうこともあります。
水漏れが起きた時はできる限り早期発見をして修理しなければなりません。そのためにキッチンのどのような場所で水漏れが起きやすいかを知っておくことです。
キッチンで水漏れしやすい注意個所
キッチンは料理をしたりお皿を洗ったり、1日の中で水を多く使う場所の一つですから、漏れていることに気づかないと床をダメにしてしまうことや、カビが発生して不衛生な状態になってしまうこともあります。そのため早期に対策が必要です。
古い蛇口の水漏れに注意!
蛇口から漏れている場合は部品の劣化が理由として考えられ、ナットのゆるみやパッキンの割れが影響していることがあります。
蛇口の劣化は意外と気が付きにくいものです。料理や洗い物をすると水がはねたりして蛇口が水浸しになります。そうすると少しの水漏れは分かりにくいのです。時間がたっても蛇口の周りに水が溜まっている場合部品が劣化して水漏れしている可能性があります。
ナットを閉めなおすか、蛇口の中のパッキンを交換して修理します。蛇口は簡単に取り外せるものから、シングルレバー水栓は専用の工具がいるものもあります。また古いと固着していて取り外すのに結構な力が要り、力の弱い方には難しいかもしれません。変な力がかかると部品が壊れることもあります。
水漏れを発見し、もし自分で修理ができそうにないと感じたら水道屋さんに頼みましょう。
シンク下の水漏れに注意!
キッチンシンクの下には、給水管や排水管が通っています。そこから水が漏れていると、床へダイレクトに浸み込んでいく恐れがあるので注意。またシンクの下をあまり開けない、シンクの下にゴチャゴチャと物を詰め込んでいて、配管が見えていない時は水漏れに気が付きにくいので、スッキリさせて適度に開け閉めするようにしましょう。
排水管の水漏れ原因には劣化が理由として考えられ、蛇口同様にナットのゆるみ・パッキンの割れが原因としてよくあります。また排水管や排水ホースが劣化により割れていたり、物が当たって穴があいてしまっている場合もあります。その際は部品を交換してください。
同じく給水管・排水管も接続部分のナットが緩んでいる、管が破損していないか注意しましょう。もし水漏れが起きていたら、止水栓を閉めて水道屋さん・設備屋さんに修理を依頼してください。
まれにシンクと流し台との隙間から水が漏れている場合もあります。シーリング材の劣化、強い揺れや衝撃で歪んでしまう場合もあります。
瞬間湯沸かし器からの水漏れ
瞬間湯沸かし器を設置している場合、冬場に凍結して壊れることが多いので水抜きなどの対応も必要です。
出湯管の根元も緩みやす個所で、パッキンの劣化や袋ナットが長年の使用で緩んできて水が漏れだすことがあり、お湯を出していないときにも水が漏れているようであれば部品交換を行ってもらうように修理業者に依頼しましょう。
瞬間湯沸かし器の本体から漏れている場合は内側の配管が壊れている可能性があり、不完全燃焼につながる恐れがありますから使用をやめて新しい湯沸かし器に交換したほうがいいです。
食器洗い機からの水漏れ
食器洗い機はキッチンと一体となるビルトイン食洗機と、卓上食洗機があります。食器洗い機を設置している家では、給水の配管と排水の配管の両方を点検する必要があります。
卓上食洗機は、蛇口から分岐水栓をつないで本体に給水しています。そして排水ホースで流し台に排水しています。分岐水栓に漏れがないか、本体のホースから水漏れしていないか本体の裏側・本体下も確認しましょう。
とくにビルトインの場合は配管が中にあるため、床に漏れだしていても気づきにくく、床にシミができて腐ってしまったらその床部分をとり変えなければならなくなる可能性が出てきます。経年劣化以外にも、ホースの中に油汚れがたまると破損する原因にもなるので、なるべく油汚れは落としてから入れる、高温での洗浄や庫内の洗浄を定期的に行うようにしましょう。
水漏れのエラーが出ていないか、エラーが出たらすぐに使用を中止しメーカーに修理を依頼しましょう。エラーが消えたりする場合は、水漏れし水が溜まっていたのが開け閉めの振動で床に漏れ、一時的にセンサーに引っ掛からなかった場合があり、再び使用するとまたエラーが起きます。加えて床にどんどん水が漏れていくわけですから、事態を悪化させます。早めに修理しましょう。