鍵を盗らずに作成される!?合い鍵対策

合い鍵作られる

この春に新生活がスタートした方、初めて1人暮らしをする方、今お持ちの鍵をぜひ確認してみてください。鍵は合い鍵を含めて何本か渡されたかと思います。そのどれか1本に番号が刻印されていませんか?(アルファベットを含む場合もあります)

鍵番号が刻印されている鍵が「マスターキー」と呼ばれるものです。基本的に、合い鍵を作る時はこのマスターキーの番号が必要になり、番号がふられていない合い鍵をお店に持ち込んで複製をお願いしても断られてしまいます。鍵屋さんも合い鍵をもとに作れないわけではないのですが、あえてそれはやりません。なぜかというと、合い鍵が作られた際にはもとの鍵から多少の誤差が生まれているからです。その誤差が生まれた鍵をもとにまた複製すると、さらに誤差が生まれ、結果的に開かない・開けにくい鍵を作ってしまうからです。鍵穴にとってもよくありません。

そこで、鍵番号というものが必要になるのです。鍵番号は鍵それぞれの形を番号にしたようなものです。鍵番号があればメーカーに注文することもでき、合い鍵屋さんでも受け付けてもらえます。そんな大切な鍵番号、しっかり管理しなければ危険な目にあうかもしれません・・・。

鍵番号を盗み見されて合い鍵を作られる

鍵番号だけで合い鍵って作れるの!?と驚いてしまいますが、インターネットでも手軽に作れてしまうのです。実際に鍵番号から合い鍵を作って侵入された犯罪もありました。普段持ち歩く鍵は必ず番号が刻印されていない合い鍵にしましょう。また、簡単にマスターキーを人に見せないようにしましょう。

盗み見られるほかにも、自ら不用意に開示してしまうケースがあります。それがSNSです。新しい生活が始まる象徴として鍵写真をSNSに公開してしまう、または映りこんでしまうと、あなたを知っている誰かが鍵を作ってしまうかもしれません。

鍵をちょっと貸してと言われたら

合い鍵を作るのは他人だけではありません。近所の人、知人・友人、彼氏・彼女が作るかもしれません。インターネットで鍵を作る会社はたくさんありますが、鍵番号以外に鍵写真を必要とするところが多いです。その為、合い鍵を作ろうと鍵をちょっと借りて、こそっと写真を撮られる恐れがあります。または1日借りている隙に、合い鍵屋に持ち込んでいる場合もあります。マスターキーの貸し借りは絶対にやめましょう。

盗み見防止にはカバーが有効

他人に鍵番号を盗み見されないようにする対策として、キーカバーが使えます。マスターキーにキーカバーをつけて、そのうえで安全な場所に保管し、普段は合い鍵を持ち歩くようにして下さい。

企業・お店の鍵も狙われています

合い鍵を作られるトラブルは個人間以外に企業・お店といった場所でも起こっています。入口の鍵・裏口・屋上の鍵など、机の上に置いていた隙に番号を控えられるかもしれません。また辞めた従業員が勝手に合い鍵を作って泥棒しに来た事件も起こっています。マスターキーは厳重保管、合い鍵の数はきっちり数えておく、キーカバーをつけて管理者以外が持たないようにしましょう。

おわりに

番号をもとに合い鍵が作れるということは、便利な一方で安全面で大変不安です。出来れば、鍵番号だけで作れないタイプの防犯鍵を使う事をお勧めします。しかし、賃貸の家・マンションでは借りる人の都合で鍵の種類を選ぶことは出来ないでしょう。そのため、マスターキーの扱いには十分に気を付けるようにしてください。

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